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会長挨拶

茨城県中小企業団体中央会会長  新年あけましておめでとうございます。
 皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 さて、昨年を顧みますと、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に変更になったことにより、社会経済活動の正常化が進み、県内の景気も緩やかに回復してきた年であったとともに、社会経済のグローバル化が進展する中、本県の食の豊かさや魅力などを国内外にアピールし、本県のプレゼンスがより高まった年であったと思います。
 10月からの3か月間、JRと県、市町村、観光事業者等が一体となって取り組んだ「茨城デスティネーションキャンペーン」や12月8日から10日まで水戸市で開催された「G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合」では、本県を訪れた多くの方々に、本県の魅力ある食やアウトドア、新たな旅のスタイルなどを十分に味わっていただけたものと確信しております。
 本会は、昨年2月に東京駅、12月には水戸駅の駅構内において、飲食料の展示販売と宿泊業者による観光PRが一体となったイベント「いばらきの旅とうまいもの展」を開催し、また、3月及び12月の2回、外国人技能実習生及び特定技能外国人による日本語スピーチ大会を開催したところ、参加者の皆様から好評をいただきました。
 しかしながら、物価高や人手不足の影響などにより中小企業・小規模事業者を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況にあります。この状況を克服するためには、生産性向上や賃上げを推進していくためのDXやGXによる投資やリスキリング、価格転嫁などに積極的に取り組んでいかなければなりません。
 また、人口減少地域を中心に、今後ますます増加することが予想される地域の社会的課題の解決には民間事業者の力が不可欠ですが、その際に、民間事業者と自治体等の橋渡しを行う組織・団体等が重要な役割を果たすことが期待されると考えております。
  本会といたしましては、中小企業・小規模事業者がこれらの課題を解決し、持続的な発展を遂げるため、巡回訪問を中心とした会員組合等への運営指導をはじめ、セミナーの開催や専門家派遣等による制度改正への対応や構造転換のための情報提供、ものづくり補助金等による生産性向上のための支援を行ってまいります。
 また、人口急減地域における商工業、農林水産業の担い手を確保するための特定地域づくり事業協同組合の設立に向けた取り組みを引き続き行ってまいります。
皆様方には一層の御支援、御協力をお願い申し上げるとともに、御多幸を心からお祈り申し上げ、年頭の御挨拶といたします。
 
                    (令和6年 年頭挨拶)
                    茨城県中小企業団体中央会
                    会 長  阿 部  真 也