茨城県中小企業青年中央会は、44年という長い歴史の中、歴代会長をはじめ、諸先輩方々の多大なるご尽力・ご功績により、それぞれの業界及び組合の次世代を担う経営層や指導的役割を果たす人材の育成、多くの出会い・気づきの場として重要な役割を担ってきました。
  去る5月14日の第44回通常総会において、茨城県中小企業青年中央会の第22代会長という大役を仰せつかったことへの感謝とともに、これまで吉澤慎一直前会長をはじめ歴代の会長が築いてこられた当会の歴史を振り返るとその責の重さに身が引き締まる思いであります。私もその職責を引き継ぐにあたり、先輩方々が築いてきた歴史を尊重しつつ、時代にあった運営を心がけ、本会の更なる発展のため全力を尽くす所存です。
 さて、我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済への影響が一段と深刻化し、リーマンショック以来の大幅マイナス成長となることが予想されています。さらに、景気の急速な悪化を受けて、長期にわたり改善を続けてきた雇用所得環境は大きく崩れる可能性が高く、本年度の雇用者報酬は8年ぶりに減少することが予想されています。
 そのような中、本会は、県内の組合青年部、さらには、そこに集う若手経営者・後継者が結集した組織として、各々が関わる組合、業界の活性化、地域経済の活性化のために一致団結し、それぞれが求められている役割を十分に果たしていくことがこれまで以上に求められています。その実現のため、我々は横の連携・交流機能を最大限に活用し、新たなビジネスチャンスの芽を育てる積極的な事業活動を展開していく必要があります。見直すべきところは見直し、良いところはさらに伸ばす。本会では、これまでに引き続き、情報交換や自己研鑽のための事業、会員青年部の活動に関する情報をより多面的な形で共有していくことに加え、業種・業界あるいは組合活動の活性化に結び付け、組織として最大限の効果を発揮できるよう、様々な活動を展開していきたいと考えております。
 関係機関をはじめ友好団体、各組合青年部並びに中央会の皆様からのご支援とご協力に深く感謝の意を表しますとともに、今後とも変わらぬご指導ご支援、ご協力をお願い申し上げます。

茨城県中小企業青年中央会
 会 長  山本 主税 


 


茨城県中小企業団体中央会