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真壁燈籠 伝統工芸 マーク伝統工芸マーク印紙

伝統的工芸品について

「伝統を誇る手作りの証」

「伝統的工芸品産業の振興に関する法律に」基づいて経済産業大臣が指定する伝統的工芸品で、昭和49年5月25日に公布されました。次の5つの条件を満たすことが必要です。

  1. 100年以上前から続いている技術・技法を用いている
  2. 原材料も昔と同じものを使用
  3. 長い年月をかけて培った職人の技が作り上げたもの
  4. 現在もなお日常生活に使用されている製品である
  5. 一定の地域に生産する人が集まっている


これらの条件をすべて備え、経済産業大臣指定伝統工芸品の指定を受けたものを「伝統工芸品」と呼びます。「真壁石燈籠」は茨城県では「結城紬」「笠間焼」に次いで、平成7年4月に国指定となりました。

日本の伝統工芸品館オフィシャルページへLinkIcon

真壁石 伝統工芸士会 火祭り日時:3月
イベント:石灯籠フェア

真壁 伝統工芸士会 石制作体験日時:10月
イベント:ミニ燈籠/石仏制作体験
場所:真壁高等学校稲荷原農場

伝統工芸真壁石燈籠 ギャラリー

真壁石 燈籠 その1
真壁石 燈籠 その2
真壁石 燈籠 その3
真壁石 燈籠 その4
真壁石 燈籠 その5
真壁石 燈籠 その6
真壁石 燈籠 その7

真壁石 大洗アクアワールド イルカ

真壁石16.jpg
真壁石燈籠の由来と特徴

 石材工芸の歴史は、室町初期に遡ります。江戸時代に入ると、「石屋某」という記録が多数残っており、石材業、石工の経済活動が活発に行われいたことを物語っています。江戸時代中期の宝永前後から、常夜燈として真壁石燈籠が地域の神社に奉納されており、素朴で重量感に満ちた原型ができ上がっています。

 その後、当時石材工芸の先進地であった信州高遠の石工との交流が行われ、技術的、形態的に影響を受けています。

 江戸時代末期、久保田吉兵衛による下宿密弘寺の常夜燈はその流れを物語っています。

 吉兵衛の出現を機の子弟相伝による石工の後継者作りが始められ、「真壁石燈籠の伝統技法」として定着しました。

 明治にはいると吉兵衛に始まる石工棟梁久保田家の高弟の中から稲葉丑三郎(いなばうしさぶろう)稲田亀吉(いなだかめきち)等の名工を輩出しました。厳しい子弟相伝の伝統技法は現在の石工たちにも受け継がれ、このたびの伝統的工芸品指定に結びつきました。

 高白度の色調をもつ真壁石燈籠は、堅牢さに加えて、繊細優雅な彫刻に優れ、また、重量感に溢れています。苔がつくことにより、一段とその持ち味が生かされ、日本庭園等に一層の優雅さと趣を醸し出します。