植物の一般的な管理について解説します。
| 芝(生) | 庭木 | 花木 | 果樹 | |||||||
| 芝刈り | 除草 | 施肥 | 目土 | 病虫害 | ||||||
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庭木の夏から秋にかけての管理
近年は高温少雨が典型的な年となり、梅雨の期間がたいへん短く、暑さの厳しい日が続くようになっています。
植物にとってもこの影響は大きく、病害虫の発生によって傷められた木々もたくさん見られます。また、サルスベリやキョウチクトウ、ムクゲなどは好条件なのか、立派な花をたくさん咲かせているのが目につきます。
植物の成長は、春から夏にかけては一次成長と呼ばれる栄養成長期があり、この期間は一般に発芽から枝や葉の展開する時期にあたり、小枝の伸長や葉の肥大化などが見られます。
これらに比較して、これからの夏から秋にかけては二次成長の生殖成長の段階に入り、葉での光合成による生産活動で作られた養分を枝や幹そして根に送り、それぞれの部分を肥大させたり、あるいは花芽を形成したり、翌年の成長や子孫の繁栄の準備をしたりします。このように植物の成長サイクルの中でもこの時期はとても重要な時期とされ、管理にも十分に注意を配って維持に努めたいものです。
樹木の場合、葉の量が多いほど生産活動は大きく、翌年の成長に好結果をもたらせます。このため、今の時期に根や幹や葉が病害虫によって被害を受けたりすると、大きな悪影響が出ることになり時には枯れることにもなります。
しかし、庭木の場合は樹木が大きくなることだけが望まれることではなく、庭の全体的な統一性や、個々の樹木の役割のようなことが求められています。このため適切な管理が必要となるわけです。この管理の良否が、樹木の健全な成長を促して、庭の美しさを保つことに影響を与えるといわれる理由です。なかでもこれからの剪定作業はとても重要です。秋に襲来する台風に備えたり、徒長した枝を切りつめ思う姿に形作ることや、来春に十分な成長ができるように調整したりすることを目的として行います。
剪定の目的
・台風シーズンに向けて樹体のバランスを整える。
・不要な枝を取除き、風通しや日光が入るようにして病害虫から守る。
・徒長枝を切除して下枝や小枝に養分を与える。
剪定のポイント
・目的の大きさになるよう切りつめるとき、できるだけ枝の途中から切らず枝の分岐部で切る。
・太い枝を切るときには切り口に殺菌剤(トップジンMペーストなど)を塗って保護する。
・成長の旺盛な若い木などは、強めに剪定し葉での生産活動を抑制する。
・樹勢の衰えた老木の剪定は控え目にして生産活動を促して来春にそなえる。
・花芽が形成されてからはあまり強い剪定は避ける。特に秋に咲くサザンカやモクセイなどには注意する。
・落葉樹の極端な強剪定は秋に再び葉が発生し、この葉が落葉する時期に分離層が未発達となり、着葉したまま冬を迎えるなどで樹勢衰退につながる。
以上のことや水、施肥などにも配慮しながら有効な管理をして健全な樹木を育てたいものです。

